2006年2月アーカイブ

フライフィッシングは本当に紳士的か?

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自分自身が釣り人のひとりでありフライフィッシャーのひとりであるからに、このような自虐的な話題からは目をそむけ、口を閉ざし、厳しい意見には耳をふさぎ、もう少し釣りの楽しさであるとか、フライフィッシングの楽しさとかを語りたいのは山々なのですが、でも何かこう、周囲が全く見えない、自分達の客観的な位置がわからず自画自賛的で考え無しのオメデタイ人になってしまうのが嫌なので、あえて考えたいと思います。

唐突な件名ですが、結論から言うと『以下の条件下に限り全般的な方向性は合っていると思うが、本質的には釣りのマナーにおいてタックルの括りはありえない』ということです。

詳しすぎる釣り情報の功罪

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高速道路や新幹線の整備が進み、今まで釣行に何日も要した辺境の地にある渓流へのアクセスは飛躍的に向上した。しかし、貴重な休日に割高な交通費を使って遠くのフィールドへ出かけ、知らない川で右往左往して一日が終わってしまった。なんてことはよくある話だ。それはそれでアドベンチャー的な要素があり楽しいのだが、現地にガイドがいればそんな苦労もしなくて済む。しかし、そうだれもが現地に知己を持つわけでもない。

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『う~ん、湖と本流で振れる竹を探しているんだけど、どうも中々いい竿にめぐり合えないなぁ・・・』そんな日々が続いてかれこれ2年近くになる。そんな中、セクトラ(Sexy Trout)の西沢さんから『セクトラのオークションに遊びにおいで♪』と、声がかかりました。上尾の〇山さんもいらっしゃるということなので、集合場所である『つるや・ハンドクラフト展』の会場へ向かいます

芦ノ湖ワカサギプロジェクト

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フライの雑誌72号(2006年早春号)の中の「諏訪湖、芦ノ湖に見るワカサギとの新しいかかわり方」-盛り上がった第六回釣り問題研究会 というタイトルで、芦ノ湖のワカサギプロジェクトが水口憲或さんの執筆で紹介されていました。その中で、芦ノ湖のワカサギプロジェクトが素晴らしい取り組みとして紹介されています。詳しい内容は本屋さんで買うか立ち読み(爆)で読んでください。
芦ノ湖のみなさんが一丸となって、ワカサギを軸とした生態系のバランスのとれたフィールド作りに取り組んでいるのが良く判ります。

ワカサギプロジェクトの詳細は、芦ノ湖漁協・六さんのブログをご参照ください。

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 前述の『はじめに』『アメリカと日本』『色々な外来種』にて、うだうだと書きたいことを書きなぐってきましたが、これらをまとめると以下のようになります。


1.外来種の無闇な放流には賛同しかねる。
2.しかし原産国がどこであるかではなく、在来種が存亡の危機に陥っている真の原因を考えたい。
3.最もインパクトが大きいのは河川工事による河川環境の荒廃である。
4.次いでインパクトが大きいのは釣り人による乱獲や漁協による乱放流が引き起こす遺伝子錯乱である。
5.自然環境にとって有害なのは正しく釣り人である自分達自身である。
6.この現象は世界的に発生している問題だがわが国においては渓流が特に目に付きやすい。
7.心無い釣り人の行いのため釣り人が自然保護を訴えても説得力にかける。
8.『ではどうする?』という問いに対し消極的な行動に走る釣り人が多い。
 ・物言えば唇寒し秋の風」のごとく、何か意見したとたんに突っ込み所満載の
  釣り人自身に火の粉が降りかかることを恐れて口を閉ざしてしまう。
 ・快楽を手放したくないために「見ざる」「言わざる」「聞かざる」のごとく、
  自分たちにとって都合の悪いことに対し耳をふさぎ、目をそむけ、口を閉ざしてしまう。

 外来種に関する問題は、何も魚だけに限ったことではありません。「全ての生物」に関して「遺伝子レベル」で考えられているわけです。前述の通り、私は外来魚自体は好きでも嫌いでもありませんが、自分達の都合で外来魚を勝手に放流するという行為は厳に慎むべきであると思います。

 そして在来種激減の真の理由は外来種ではなく、環境の変化や、そこに住む人の都合や、魚の場合は釣り人の乱獲などが主たる原因であることは前述の通り明らかです。有害/無害というくくりですが、在来種の遺伝子レベルのオリジナリティ確保という観点から考えれば、例え在来種であったとしても釣り人や漁協の都合で無闇な持ち込みや移植放流をすることが、地域固有種の遺伝子錯乱を引き起こしたり絶滅の危機に晒されている原因となっていることは、レッドデータブックを見ただけでも明らかです。

 どんな魚だって、ひとつの尊い命なんですよ。自分達の都合で色々いいたい人もいるんだろうけれど、魚の気持ちになって考えようよ。

 河川工事などにより水辺環境は悪化の一途を辿り、もともとそこに棲息していた魚たちは苦しい生活を強いられ滅びていく種も後を絶たない。方や、ゴルフに次ぐ一大レジャー産業と化した日本の釣り業界。そして、釣り人の爆発的な増加により内水面の水産資源枯渇に拍車がかかる。そんな中、大口バス、小口バス、ブラウントラウト、ブルックトラウトなど、その場所において本来ありえない種が、業界や釣り人の利己的な動機によって内水面のいろいろな場所に勝手に放流される。とかく「外来魚」が取りざたされており、それはそれで問題なのであり、業者や釣り人による身勝手な放流については厳しく追及されるべきであると感じている。しかし放流された魚にとってはたまったモンじゃない。

このコーナーは、『生物多様性条約』を批准した日本が国内にフィードバックさせるために国が実施しているさまざまな環境政策に関して中立の立場を守りながら、愚かな釣り人の言動を愚かな釣り人のひとりとして考察し、釣り人のひとりとしてどうあるべきかを模索するものです。


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