
3月11日午後、芦ノ湖成蹊にある養魚場で行われている「芦ノ湖ワカサギプロジェクト」を見学させていただくために、箱根じんりきさんに事前にアポを取ったのですが、元箱根湾で釣りにウツツを抜かしていたため、少し遅刻してしまいました(汗)到着したときにはじんりきさんは所用で出かけてしまった後でしたが、残っていた方が箱根じんりきさんから引継ぎを受け、丁寧に案内をしてくださりました。
画像は定置網で捕獲されたワカサギが産卵活動をするための水槽です。多いときには日に50キログラム程度のワカサギが水槽に入るということです。そして風呂の蓋のようなもので覆われ暗闇のなかでワカサギたちの自然産卵パーティーが繰り広げられるそうです。産み落とされた卵は、工夫が凝らされた配管を通りネットで受け止められるようになっています。従来は卵を搾り取る方式で行っていたときは労力もかかるし効率はあまり良くないしで、他所からワカサギ卵を補充していたそうですが、このやり方に変えたら孵化率が格段に向上し、効率も格段に向上したため100%自給になったということです。

画像は、採集したワカサギ卵を孵化させる装置です。一番手前のシリンダーには孵化したマイクロワカサギの姿が見えました。ここで孵化したワカサギ稚魚は、湖に直結したパイプを伝って自然に放流されるということでした。産卵後の親ワカサギは大きさで選別されたのち、商品価値のあるものは市場に出荷され、型が小さいものは再放流されるということでした。

「こんなに画期的なシステムだれが考えたんですか?」という飲茶の問いに対し、担当の方は「偶然の産物なんですよ」と語ります。「以前、搾出方式をやっていた頃、当日分の搾り出し作業が追いつかず、
残ったワカサギを水槽に入れておいた。翌朝水槽を見るとなんとワカサギたちは自然に産卵をしたいた。ためしに、その卵を孵化させてみたところ、絞出方式と比較して孵化率が格段に良かったことがわかった。」と、いうことでした。
ご丁寧な説明ありがとうございました。大変勉強になりました。
毎年7億粒以上のワカサギ卵が採集され、そのうちかなりの高確率で孵化したものが毎年芦ノ湖へ放流されていたのでした。自然の流れに逆らわないワカサギ採卵方式、現在各方面から注目を集めている模様です。
最後にはヒメマス池、ブラウン池も見学させていただいてしまいました。
帰り際、人なつこいワンコが見送ってくれました。
※釣りレポよりも書くの気合が入っているし・・・(爆)
