
何か本題から反れているような気もしますが、『フライフィッシングは本当に紳士的か?』の続きですかね・・・。
結論から言うと「昔はそんなことなかったはずなんだけど、なんで???」ということに尽きます。
先述で、「テンカラ」という釣りは使う毛ばりや衣服などでいくらフライフィッシングの真似をしたところで、所詮渓流エサ釣りの延長線上にしか存在し得ないという厳然とした事実が存在しているんだから仕方がないということを述べたわけですが、フライやてんからの歴史などは本を読み漁ればおおかた書いてあるでしょう。そしてそれぞれが独自の進化を遂げているわけだし、テンカラの真似事みたいなフライをやっている人だっているわけです。確かに、もはやどっちがどっちのマネをしているんだかは何がなんだかわからない状態になっていますね。
では、なぜにそんなことを書いたのか?
それは、「テンカラをやるからには、伝承毛ばりを使う」「フライフィッシングをやるからには、伝統的なフライパタンを使う」のが本筋じゃないのか???
・・・という自分自身の独断と偏見に満ち溢れた深層心理から出てきているのだと思います。
私自身、つい最近までテンカラ竿は振っていたのですが、どうも以下のことが気になって仕方がなくなりました。あくまでも私自身の周囲の話しであり一般論ではないでしょう。
1.テンカラでマラブーを使うと良く釣れる、信じられないぐらい良く釣れる。だからどうしてもサカナを釣りたい人はテンカラでマラブーを使う。
2.そのほか、使う毛ばりはエルクヘアカディスだのロイヤルコーチマンだのパラシュートだの、フライフィッシングで使っている毛ばりを使う。
3.ときにはラインまでフライラインを使う場合さえある。
・・・ここまできたら単にリールのないフライになってしまうのではないのか???
そして、一度はフライフィッシングを志したんだけど、フライだと投げるのがどうしても面倒くさかったり、習得するのに実釣とは別途に練習する必要があったするので敬遠してしまう。てんからだって、ラインを投げるメカニズムは何ら変わりないのだけれどもかなり楽に見えるし渓流ではフライよりもよく釣れる。てんからといえば、地下足袋・わらじにタオルハチマキでガンガン釣るのが相場だと思っていたんだけれど、今時のファッションは、竿を持たなければどっちがフライマンでどっちがテンカラ師なのか区別がほとんどつかない。
そのような方を何人も見てきました。
その姿を見れば、まさしく「今時のてんからはフライの真似事なんでないの?」と思わざるを得なかったのです。
しかし、せっかくてんからをやるからには、衣服はともかくとして、毛ばりぐらいはテンカラらしい(何をもってテンカラらしいとするかについては価値観の個人差が著しいのですが)伝承系の毛ばりでやりたいと思いました。そして、何人かの人にテンカラを教え、毛ばりの威力やパタンに頼らない釣りを奨めたのですが、どうしても良く釣れるマラブーを手放そうとしなかったのですね。
そして、それじゃあフライフィッシングをやろうよ。と、まずはキャスティングの練習から始めようとするのですが、フライのキャスティングは面倒くさいので尻込みして逃げていってしまいます。
テンカラのキャスティングさえも練習しようという意思が無く、とにかく簡単にサカナだけを釣りたいという気持ちだけは良く伝わってきました。その人の行動だけを見ると、「フライフィッシングはめんどうくさいからテンカラに逃げている」という風に写ったのでした。
フライとテンカラ、どっちも同じじゃん♪・・・と、永らく思っていたのですが、ふとしたきっかけで、てんからやサビキ釣りで、でかいサカナが釣れたら記録として登録できるんだろかと、JGFAやIGFAルールを調べたことがありました。そして、よくよく見ると「リールつきの竿でないとダメ」なんて書いてあります。こりゃぁ、いくらジタバタもがいてもダメだこりゃ、と思ったのでした。
