
『尺ヤマメがどーの・尺イワナがあーのって、ギトギトしないで、川を散策でもしながらの~んびりゴミ拾いをする。そして釣りをしたくなったら、ボーズ率が高くても釣れれば奇麗な魚が出る場所で竿を出す。』
・・・このような川と釣り人との関わり合い方があってもいいと思う。
セクトラのにしざわさんより神流川・男鹿川と、2度続けてお誘いを受けた。
渓流は当分の間行くつもりはなかったのだけれども、余りに毛嫌いするのもどうかと思い、気分転換を兼ねて解禁直後の中禅寺湖を横目で見ながら男鹿川のC&R区間に向かった。

初めて訪れた男鹿川C&R区間は川治温泉という観光地のど真ん中にあった。藤原町漁業協同組合川治支部のみなさんは揃って釣り人たちに友好的だった。他所から訪れる釣り人にとって居心地の良い場所がある。湖は居心地が良いフィールドだけれども、男鹿川はそんな居心地の良い場所のひとつであると感じた。
古くからの観光地は国立公園などで厳重に管理された場所を除き、自然景観などの風情は期待できない。けれども、古くから外部の人たちを快く受け入れてきた風土や文化が根付いているため、現在においてその場を訪れる人たちは安らぎを感じるのだろうか。

今回何よりも目を惹き付けられたのは、漁協をはじめとした地元の人たちと、セクトラの会長さん・副会長さん・そしてにしざわさんたちとの信頼関係と、参加者のみなさんのフレンドリーな雰囲気だった。
前述のように「古くからの観光地」であり「余所の人たちを快く受け入れる風土や文化が根付いている」という背景があると感じたのだけれども、何しろ驚いた。

この手の取り組みについては、今まで使命感を感じてやっていたものの、神経をすり減らし、胃を痛め、多大な労力が犠牲となり、相手としてはやってもらってアタリマエ、リターンなんてトンでもない、実績を上げたら認めてやる、結果を出すまではば絶対に認めてやらない・・・。
・・・というのが相場であるという認識だったけれど、まるで目からウロコが剥がれ落ちるような感じを受けた。
初めてのフィールドだったので少しだけ竿を出した。フライは湖用しか持っていない。ティペットも3Xと4Xしかない。それでもウェットにヤマメが飛びついてきた。C&R区間に違わずスレッカラシのヤマメだった。
