
現実世界での釣り仲間は数多く、一時期は年間100日を越える釣行回数になったこともある。
ダブルブッキング・トリプルブッキングは日常茶飯事で、週末アングラーである一介の会社員では対処不可能なほど。
釣りトモダチを増やすための出会い系サイトのような目的でブログを利用している方も少なくないけれど、既に飽和状態になっているのでこれ以上のスケジューリングは物理的に不可能な状態。
そんな中で、某川で知り合った「モンちゃん」については、その行動について以前から仲間うちで頭を抱えていた。
そんな「モンちゃん」にまつわる話を、ちょっとしてみようと思います。
モンちゃんの釣り歴は今年で5年程度。知り合った当時、彼は「リバスポ(リヴァースポト早戸)」に毎週のように通い、釣った魚のニコパチ画像がリバスポのホームページに掲載されるのを楽しみにしていた模様であった。
そんなモンちゃん、某C&R区間で「フライフィッシングで魚が全く釣れない」とぼやいていた。そこのフライの常連さんたちが心配して色々と面倒を見ていたが、ある日デコトラさん経由で私にお鉢が回ってきた。
モンちゃんの釣り方を観察していると、なるほど釣れない。
業を煮やした私たちは、モンちゃんに「持っているフライをちょっと出してみて」と、手持ちのフライをチェックした。モンちゃんが取り出したのは「チャートリュースのマラブー」だった。そのほか持っているフライは全てコマーシャルフライだった。
私はその「チャートリュースのマラブー」をテンカラ竿にセットし、モンちゃんの目の前で第一投目でマスを釣り上げてみせた。彼は頭の中がクエスチョンマークでいっぱいになってしまった模様だったが、テンカラは良く釣れるということ【だけ】は、理解できた模様だった。
数週間後、彼はテンカラ竿を手にしていた。それからというものC&R区間で午前中だけで50匹以上ものヤマメ・イワナ・ニジマスを釣り上げ、「今日はまだ50匹【しか】釣っていない」などとうそぶき、「1匹の魚をいかにしてオモシロク釣るか」を流儀としているフライフィッシャーマンを中心に、周囲のヒンシュク&反感を買うようになってしまった。
困り果てた私たちは、「モンちゃんにフライフフィッシングをやらせなければダメなんじゃないか?」と言う話に落ち着き、C&R区間の河原で釣りはそっちのけで、フライキャスティングの練習をすることにした。
その輪の中に「モンちゃん」を入れようとしたのだが、【拒否】された。お手軽に良く釣れる【テンカラ】という道具を手にしてしまったモンちゃんにとって、何から何まで面倒くさい「フライフィッシング」には、もはや魅力を感じなくなってしまっていたのだ。
しかし...
スレまくっているC&R区間で半日で50匹【しか】は、いくら何でもやりすぎだ。
モンちゃんの目先をマス釣り以外に向けさせるよために、『ワカサギ釣り』に連れて行くことにした。
たかぼん、少年Gさんたちとモンちゃんを芦ノ湖へ連れて行き、同じボートで一緒にワカサギを釣る。当然彼にはワカサギはなかなか思うように釣れない。そして私がワカサギを釣るたびに「山口さん、また釣った!」「山口さん、また釣った!」「あ!こんどは鈴なり!」「鈴なり!」「鈴なり!」
...もう、五月蝿いったらありゃぁしない...A(^_^;
その後、相模湖、山中湖、などにも連れて行き、相変わらず「山口さん、また釣った!」「山口さん、また釣った!」「あ!こんどはパーフェクトだ!」攻撃を受けながら、私が魚を釣るたびに五月蝿く騒ぐモンちゃんに何とかワカサギを釣らせるように少しずつ教えていく...(苦)
その年の河口湖はワカサギが豊漁で、ひとり4キロほどのワカサギが釣れた。これだけ大漁に釣れてしまうと、私的には「もうおなかいっぱい」モードで興ざめって感じだが、モンちゃんはまるでおさるさんのようにワカサギに目覚めてしまった模様だった。
あ~あ...しょうがないなぁ~...っというわけで、たかぼん、少年G、デコトラさんなどと相談しながら、同じ湖でも「湖のマス狙い」に切り換えることにした。
芦ノ湖、本栖湖、中禅寺湖、野反湖、丸沼・・・・・・湖のマス狙いはルアーでもフライでも一筋縄には行かないでしょ...
釣るのが難しいっていうか、魚が釣れる確率が低い中で手にした1匹の価値は、ワカサギ数百匹を手にした喜びよりもはるかに大きいでしょ?(個人差はあるけどね)
しかし、そんな中でも【良く釣れる】芦ノ湖や丸沼、そして【ハイシーズンの本栖湖】が、お気に入りみたいで、中禅寺湖や野反湖、そして【厳冬期の本栖湖】といった【修行の場】はお気に召さなかった模様だった...
そんな秋のある日、たかぼんから『もんちゃんが野崎のページに出てる!』っと、連絡が入った。
野崎はたかぼんや少年Gが古くから愛用しているボート屋だ。
見に行くと、2キロ近くのワカサギを『デデ~ン♪』と得意げに掲げている写真が、それも8月9月毎週のように...(笑)
たかぼん、少年G、デコトラさん、ほか...「あちゃ~(X_X)」っと、頭を抱える...
芦ノ湖へちょっと様子を見に出かけることにした。
ちょっと離れた場所から、モンちゃんのボートを観察する。
すると、モンちゃんのボートがカップルが乗ったボートに衝突...
カップルはビックリ仰天して、モンちゃんを睨みつけている...
モンちゃんはワカサギ釣りに夢中で、まったく気が付いていない...
カップルは呆れかえって、衝突したモンちゃんのボートから離れていく...
モンちゃんはワカサギ釣りに夢中で、まったく気が付いていない...
一部始終を見届け、野崎に報告する。
その後、デコトラさんと二人で「教育的指導」をモンちゃんに下した...
しかし、モンちゃん【自分のやったことがいかに他人に迷惑をかけているかが、全く理解できない】
もう、デコトラさんも私もたかぼんも少年Gも、【お手上げ状態】だ...
うーー、しょうがないなぁ...っというワケで、今度は「海のオカッパリ」に連れて行くことにした。
ひと晩で、伊豆半島から三浦半島までラン&ガンして、釣果なしとかいうワケのわかんない釣りも体験してもらい、「釣りにはいろんな楽しみ方があるんだよ」っというのを、少しずつ実感してもらうような感じだったのですけどね...
そんな別の秋のある日、たかぼん、お茶テンさん、物見さん、Pちゃん、ラッパくん、ワタシの6人で、カワハギ釣りに出かけた。お茶テンさんご指定の「海楽園」を利用する予定だったけど、満船&追加出船なし「タコボーズ」から冷たくあしらわれ、隣の「志平丸」に乗ることになった。
その志平丸が意外にビンゴで船宿の人は優しいし、船長の操船は絶妙でミヨシからともまでみな均等に釣れるように船を動かしてくれる。
そして、その翌週の水曜日、「代休でカワハギいっちゃいました~♪」っと、モンちゃんからメールが来る。船宿は「志平丸」(爆笑)
その後、モンちゃんは3月末までカワハギ釣りに励んだそうな...
で、また別のある日、お茶テンさんから「モンちゃん志平丸に登場!?」の連絡が入る。
見に行くと、30匹近くのカワハギを『デデ~ン♪』と得意げに掲げている写真が...(笑)
たかぼん、少年G、デコトラさん、ほか...「あちゃ~(X_X)」っと、頭を抱える...
よし!モンちゃんに青物L&Fをやらせよう!と、デコトラさんと話をして、青木丸を仕立てたメンバーに入れる。しかし当日は風で出船中止。久里浜に移動して、山下丸でカワハギ釣りをすることにした。
デコトラさんはカワハギ釣りなんかやったことないし興味もない。それでも付き合わせちゃったんだけど、ここでモンちゃんの行動を観察していると、【デコトラさんに得意げになってカワハギ釣りのウンチクを語っている】(笑) ワタシはモンちゃんがカワハギを何匹釣ったかを観察することに。そしてモンちゃんは当日の山下丸の竿頭に、【しかもレンタル竿で】...(笑)
こりゃぁ、もう、モンちゃん有頂天で最高に気分が良いわけです...A(^_^;
デコトラさん&ワタシ...『う~ん、こまったこまった...モンちゃんにはヤッパリ、フライフィッシングをやらせるしかないよね...A(^_^;』
お茶テンさん『カワハギ釣りは数釣りだから、いっぱい釣ってください』
ま、そんなワケでせっせと松輪に通って毎回竿頭または竿頭に近い匹数を取る技術を習得し、今年の初釣りは『志平丸』へ...(^。^)
結果は志平丸のトップはモチロン、城ヶ島船団のトップ♪
しかし、わたしゃぁ釣りはのんびりとやりたいんですよね...(苦笑)
で、当日の釣果速報が発表されると同時に、モンちゃんから連絡が入る...
「山口さんも腕を上げましたね」だとさ...(爆笑)
デコトラさん&ワタシ...『う~ん、こまったこまった...モンちゃんにはヤッパリ、フライフィッシングをやらせるしかないよね...A(^_^;』
『今年の目標は「苦手分野から逃げずにレベルアップです」モンちゃんワカサギやカワハギでテングになってないで、フライフィッシングをやるべきですね...(^m^)』
すると、モンちゃん、一目散に逃げていってしまいました。今頃は(心は)地球の裏側にいると思います。
・・・・・・果たして、モンちゃんがフライロッドを振る日は来るのか???
もしかしたら、あなたの近くにも「モンちゃん」がいるかもね...(笑い)
