私が川の話を始めると、物凄く口うるさくなってしまう。
ま、でも、どうやらこういった性分らしくご容赦のほどを。。。(苦笑)
しかし、こういった口うるさい話は、書くほうも読むほうもカナリ疲れてしまう。
そんなワケで、川から距離をおき、湖や海で羽根を伸ばしてきた。
永年にわたりいくつかの川の河川清掃に携わってきた。
古くは、日原川支流における自主的なゴミ拾いに始まり、山梨のC&R区間においては、リバーキーパーとして河川清掃に参加したり、解禁前に自分で主催して河川清掃を実施したりしてきた。
川を訪れる多くの釣り人が「楽しい釣りをやりましょう」とかいって「自分たちだけ楽しくできればそれでよい」「面倒くさいことはほかの誰かにやらせておけば良い」という感覚で、「レジャー」の一環として「川」というインフラストラクチャーを利用している。
それはそれで大いに結構なことだ。
河川清掃のような地味な活動は「自分のできる範囲で」やるのが長続きさせるコツだろうし、「隠徳」といわれるように、人知れず密かにやるのがスマートであるとされている。しかし川に散乱するゴミを目前として、そうも言ってられない状況であるのは確かだろう。
個人として最も簡単にできるのは「拾う前に自分だけは棄てない」ように心がけることだ。しかし、川に散乱しているゴミをどのようにしたらよいのだろうか?多くの釣り人は「見てみぬふり」をして「ほかの誰かが拾ってくれる」ことを期待している。だって、自分たちは「レジャー」として釣りにきているのだから、他人が棄てたゴミなんか拾いたくないだろう。
しかし、それでよいのだろうか?
清掃活動の結果収集したゴミを分類してみると、釣り人の棄てたゴミはそれほど多くないような気もするけど、釣り人の棄てたゴミは確実に存在する。
C&R区間といえば、ルアーやフライのお客さんが大勢訪れる。そして、エサ釣りをやる人を目の敵にするか、そうでなくてもエサ釣りをする人たちに対して敵意もしくは軽蔑の意をこめた表現をする。イクラ、ミミズ、ブドウ虫のパッケージなどがC&R区間にポイ棄てされていた日には、もう大事件だ。
ところがそんな川で釣りをしていると、ルアーマンやフライマンがポイ棄てしたと見られる、テーパーリーダーのパッケージやら、果てはウェーダーのフェルト底までが川に転がっていて、色々と拾ってきた。
「フライマンはマナーが良い」というのは、フライマンの思い込みだし、「エサ釣り師がマナー悪い」というのも、フライマンの思い込みだろう。テンカラは特別な釣りであると主張する人もいるけrれど、ポイ棄てされたテンカラ用品のパッケージも散々拾ってきた。
要は、その人の使っているタックルの種類や、釣りのスタイルに関係なく、釣り人としての成熟度が大きく影響しているような感じがする。
D川の河川清掃では旧リバーキーパーの人たちと流域を歩きながらゴミ拾い。こちらは和やかにやることができた。
K川の河川清掃は、「特別試釣会&河川清掃」というイベントが無くなったとたんにだれもやろうとしなくなってしまった。たまらず河川清掃のイベントを主催したけれど、「試釣会」という甘い汁がなくなったとたんに、それまで50名以上が参加していたのが5~6人しか集まらなくなってしまった。
このとき「釣り人って、なんて身勝手な人種なんだろう」と痛感した。
以来、二度と河川清掃を「主催」しようとは思わなくなった。
そんな中で、セクシートラウトの河川清掃ボランティアは、気軽に参加できて、主催する漁協さんもしっかりとしているところばかりで、安心して参加できる。
「レジャーの一環」としての「河川清掃ボランティア」というのがあってもよいと思う。
しかし、「1匹でも多くの魚を釣りたい」「1ミリでも大きい魚を釣りたい」という欲望が渦巻いているような釣り人では、その舞台に立つことはできないだろう。
