悪竿論-6

だいたい釣りクラブなどゝいふものは、偶然なもので、たまたま知り合つたがために集まっているにすぎず、知らなければそれまで、又、あらゆる人間を知つての上での選択ではなく、少数の周囲の人からの選択であるから、絶対などといふもの …

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悪竿論-5

 人間性の省察は、フライマン同士の関係に於ては、いはゞ鬼の目の如きもので、フライマン同士はいはゞ、弱点、欠点を知りあひ、むしろ欠点に於て関係や対立を深めるやうなものでもある。その対立はぬきさしならぬものとなり、憎しみは深 …

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悪竿論-4

釣りクラブといふと皆で仲良く、メデタシ/\と考へて、なんでもさうでなければならないものだときめてゐるが、仲間割れなどゝいふものも大いに趣味のあるもので、第一、皆で仲良くメデタシ/\よりも、よつぽど退屈しない。ほんとだ。 …

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悪竿論-3

ビルダー大学の訓練を受けたモハンのロッドが良竿であるか、そして、左様な良竿に対比して、日本的な悪竿の型や見本があるなら、私はむしろ悪竿の型の方を良竿也と断ずる。  オーバーヘッドしたり、スペイをしたり、ロールを打ったり、 …

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悪竿論-2

 然し、日本のフライマンは不幸であつた。なぜなら、日本のビルダーは愛竿を作る教育を受けないから。彼らは、パトロンに仕へ、得意客を育て、主として、出資者に孝に、上客に忠に、フライマンそのものへの愛情に就てはハレモノにさはる …

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悪竿論-1

 悪竿には一般的な型はない。ロッドとフライマンの個性の相対的なものであるから、わが飲茶の如く(彼は僕らの仲間では大馬鹿愛竿家といふ定説だ)先日サイトが閉鎖され、日本が仲良しSNS全盛で書きたい事も書けずに困つてゐるなどゝ …

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