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達人の世界…(;´・ω・)

寂しいお知らせが流れてきました。

沢田さんの書物や釣具には永い間お世話になりました。
私は熱狂的なファンってワケではないですけど…(;´・ω・)
とりわけ、この本の169ページ~170ページは、製本が破壊されるほど読み込みました。

以下抜粋・・・


本や雑誌の記事やビデオより自分のほうが巧いと思えたら、そこまで進歩した幸運に感謝し、比較するならもっと上と比べて欲しい。

そうでないと、ことキャスティングについては、上手に投げられない言い訳は際限なく出てくる。

一、遠くへ飛べば良いというものではない。魚は近くに居るのだ。
二、そんなに長くラインを出したら、日本の渓流では向こう岸を釣ってしまう。
三、キャスティングを練習するより、河原を上手に這って歩く練習をした方が魚が釣れる。
四、キャスティングの巧い人より自分の方が余計に釣るから、上達しても意味がない。
五、芝生の上で投げられても、川はそうはいかない。
六、釣り場で覚えた実践的キャスティングでなければ使いものにならない。
七、フライを正確に落とすには芝生の上では無理すぎる。
八、十メートルの距離なら、少なくともフライをコーヒーカップに入れられないようではスレたヤマメを釣れない。
九、なるべく早く自分なりのキャスティングテクニックを覚えるべきだ。
十、手首を使うのは有害である。
十一、人さし指を伸ばしてロッドを持ったほうが近距離のコントロールに優れている。
十二、魚との真剣勝負によって本当のキャスティング技術が身に付く。
十三、四十メートルも投げるのはフライキャスティングではない。
十四、遠投が出来ても、近距離のコントロールが出来なければだめだ。
十五、重いラインは飛ばせても軽いラインは飛ばせない。
十六、遠投できるより、細かいトリックキャストこそ大切だ。
十七、ウェイトフォワードよりダブルテーパーの方が静かにプレゼンテーション出来る。
十八、ダブルホールは遠投用のテクニックだから渓流には必要ない。

これらの中に一つでも思い当たる事があったら、キャスティングについてもう一度考え直したほうが良い。

こうした言葉はいかにも真実そうに聞こえるため、キャスティングに目をつぶりたい人に対して大きな説得力を持つ。

しかし見落としている最も重要な点は、こうした言葉を口にする人の中にキャスティングの上手な人が居ないということである。

つまり、キャスティングが上達するとどのくらい釣りの世界が広がり、有利で楽しくなるかを知らない。

以上「沢田賢一郎著 『達人の世界』 p168-p171 を抜粋」


上記の一節は、それこそ何十回も、何百回も読み返して、キャスティングをサボサボしたくなる気持ちにカツを入れていたものです。お陰様で、(1年ぐらいキャスティング練習の間が空いてしまっても)湖や海で釣りになるぐらいの飛距離を1日投げ続けることが出来るようになれました。