平凡なフライマン(2)

ある熟練者が二、三人寄っての座談の記事をこのごろ読んだことがある。全く虫酢(むしず)のはしるような会話ばかりであった。そのフライマンのなかのある一人は、釣行前のフライのタイイングの煩(わずら)わしさに、プロタイヤーからフライを入れさせてみたが、カロリーが足りないので止(や)めたとか、またある一人は、湖でフライをやるために家族と別居生活をしているとか、フライラインつくろいやキャスティング練習は、一生苦学しているようでつまらないとか、まるで井戸端会議式なことが論じられていたが、これが熟練者であるだけに寒々としたものを感じる。

そのようなひとたちの良人になるひとこそさいなんだと考える。ハックルや獣毛を刻むことが道楽だといって片づけられているが、こんな荒っぽいフライマン性に私たちはどんなキタイをかけたらいいのだろう。

十人十色(といろ)かもしれないが、私は仲間のフライも巻いて、ラインシステムからメンテナンスもたいてい自分でやっている。少しもわずらわしいとは思わない。といって別に愉しいとも道楽とも考えないが、何もタイイングやキャスティングを忘れることがフライマンの栄誉とも考えていない。釣行する時は一緒に行く釣り人たちの使う毛鉤までもって出て行く、安心して釣行が出来る。フライラインのつくろいも日向ぼっこしながら、一本ずつやっておく、別に愉しい仕事とは思わないが机の前につくねんとしているよりはいい。健康的で空想はほしいままだ。非常にむつかしい言葉で色々とフライマンの基本動作が論議されていたが、早いこといえば、自分の釣りのためにフライマンの基本動作が煩わしいというのである。どの世界にでも、いっそ口髭(くちひげ)をつけて歩いておればよいようなむつかし気なフライマン性が一人二人はあるものだ。

※画像はイメージです
※林芙美子 平凡な女 のパロディです…(;^ω^)
※文章に意味はありません。軽く読み流してください…(;^ω^)

フライ地蔵

あまりにも釣れないため、ボーズを通り越してお地蔵さんになってしまいました…/(^o^)\
しかも、サカナが釣れない主原因は諸所の雑用が多くて、ほとんど釣りに行けないという…/(^o^)\

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